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前方用ドラレコを後方用ドラレコに流用する | いじるブログ
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前方用ドラレコを後方用ドラレコに流用する

2019年5月4日

 今や標準でも装備されるようになってきたドライブレコーダー。ただ、標準で用意されているドラレコは前方用のみが多いようだ。
 前後一体型のドラレコを買ってしまえば話は早いのかもしれないが、いわゆる純正ドラレコが無駄になってしまう。
 また、前後一体型は後方カメラのケーブルを前方本体まで配線しなければならない事が大半で、少々面倒ではある。
 筆者は以前、前に乗ってたクルマから取り外した(前方用)ドラレコを後方用ドラレコとして取り付ける記事を「みんカラ」に投稿した。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2921539/car/2529169/4637446/note.aspx

 読者の方からいくつか質問をいただき、お答えできる質問にはお答えしてきたが、当時お答えしきれなかった質問に「どんなクルマにもつくの?」である。
 単純にYesかNoかで言えば「No」である。だが、単純に「No」でお答えするには忍びなく、いつか考察してみようかと考慮していたところ、友人のプリウスに取り付け検討できたので、考察してみる事にする。

まず、上記の後方ドラレコ取付記事の概略。
・純正ナビに前方ドラレコがついているが、後方用がない。前に乗っていたクルマから取り外した「前方用」ドラレコを「後方用」として流用。
・リアガラスの内側に張り付ける(事しかできない)
・電源はリアワイパーの電源からとってスッキリ配線。エンジンOnでドラレコOn。
この3項目を順に考察していく事にする。

前方用ドラレコは後方用に流用しても操作や動作確認に問題はないのか?
 前方用ドラレコは、フロントガラスの内側上部に張り付ける形が大半である。運転者から見るとほぼ目の前にある事になる。小さな液晶画面があるタイプの場合、エンジンOn時に動作確認で液晶に画像が映し出され、数十秒後に消え、動作確認用の小さなLEDが運転の邪魔にならない程度に発光し続ける仕様が多いようだ。液晶が無いタイプでも動作確認用LEDが申し訳なさげに発光する仕様が大半だ。
 このような仕様で、後方に取り付けた場合、動作確認ができるのか?また、何か操作が必要になった場合どうすればよいか?この2点が前方用を後方用に流用した場合の大きな問題点であると考察する。

前方用ドラレコを後方用に流用リアガラスに張り付け ルームミラーで動作LEDが確認できる

リアガラスに張り付けできるのか?ドラレコ画像として通用するのか?
 動作確認はなんとかできる、操作が必要なシーンはほとんどなく、操作が必要な場合もWi-Fiで接続操作する、リモコンがついている等解決策がある場合、次に問題になってくるのはリアガラス内側に張り付けて問題を起こさないか?である。後方の視野を妨げるような事があっては以ての外であるが、トランクがあるセダンタイプのクルマに張り付けた場合、録画映像の下半分がトランク上部(トランクカバー)になっていては、煽り運転の証拠撮り等が目的に含まれ、ナンバープレート映し出しができなければ、後方ドラレコ録画の意味がなくなってしまう。今回、友人のプリウスで検証してみた結果、独特な水平に近いバックハッチガラスには”中央に張り付けると視野を妨げる” ”邪魔にならない隅の方に取り付けると、録画画像は使い物にならない”事が判明。手元にあった前方用ドラレコを流用することはあきらめた。

電源の取り回しはどうするのか?
 プリウスには、前方用ドラレコ流用はあきらめたが、別のプリウスαに転用することになった。プリウスαはテールゲートが垂直に近くなっており、リアガラスに張り付けは問題ない。その取り付けについては後日、記事にするかもしれないが、電源取り回しを検討したところ、後部座席後方のシガーソケット裏側から取り廻すことができる事がわかった。また、シガーソケット裏から分岐させ、もう一つ見えないシガーソケットを作る形で、既存ソケット裏側に、ドラレコ用シガーソケット用電源ケーブル(12V-5V変換器付き)を隠すスペースがあり、既存シガーソケットも使用でき、何事もなかったごとく、配線する事ができた。ドラレコまではmicroUSBコネクタのついたケーブルを取り廻せばよいことになる。シガープラグの電源はエンジンOn(アクセサリーモード以上)で12Vが通電するという単純構造であるので、既存シガーソケットに配線されている線2本を+-間違わないように分岐させるだけで使用できる。
 しかし、筆者が自車に行った配線は、リアワイパーに給電されている+側線から分岐させ、もう一方のマイナス側はボディに落とす方式だ。「みんカラ」読者の方からの質問に「リアワイパーのスイッチ入れないとドラレコ動かないの?」があった。答えはNoだ。リアワイパーの電源は、エンジンOnで通電されており、リアワイパーはマイナス側にスイッチがついている「マイナスコントロール」である。つまり、マイナス側を直接ボディに落としてあるドラレコはワイパースイッチを入れなくても、エンジンOnで通電され、エンジンOffで切れる形にり、ドラレコとしての動作は理想である。

テールゲート内側にシガーソケットを追加 ドラレコ用12V-5V変換アダプタと共に隠す

以上の3点から、リアの形状と電源取り廻しが解決できれば、前方用として売られているものでも、後方用として流用は可能であると思われる。特に、筆者が流用した横長タイプのドラレコであれば、視界を妨げにくくおススメと言える。