リコール と 改善対策 と サービスキャンペーン の違い
点検時期でも何でもないのに、ディーラーの営業担当から電話がかかってきた。何事かと思ったら、我が愛車「NBOXcustomが”サービスキャンペーン”の対象になった」との事だ。
”サービスキャンペーン”??? 何の事がよくわからなかったが、営業担当氏によると、
「自動ブレーキが踏切で線路のレールを前方車と誤認識して掛かってしまう可能性があるので、無料でプログラム更新しますので、ご都合のいい時にご予約の上お越しください。」との事だ。
その場では、「リコール」とどう違うのか?よくわかなかったので、後刻調べてみたところ、下記のホームページを見つけた。
■リコールとは 自動車が道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態又は適合していない状態で、原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理します。
HONDA リコール等情報ホームページ より
■改善対策とは 自動車が保安基準に不適合状態ではないが、安全上又は公害防止上放置できなくなるおそれがあり、原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理します。
■サービスキャンペーンとは リコールや改善対策に該当しないもので、商品性の改善等のために、国土交通省に通知し、ご使用のお客様にご連絡して自動車等を無料で点検・修理します。
つまり、リコールより2段階下の「不具合」であるらしい。
「リコール」の場合、修理等の処置をしなければ次回車検に通らない事があるが、「改善対策」「サービスキャンペーン」は車検とは無関係のようだ。
では、「改善対策」と「サービスキャンペーン」の違いは?と、言うと・・・よくわからい。
言葉の上では、
「改善対策」 は国土交通省に ”届け出る”
「サービスキャンペーン」は国土交通省に ”通知する”
の差程度である。お役所言葉の違いだけであろうか?
後日、下図のような郵便物が届いたが、これには「サービスキャンペーン」とか「改善対策」とかの言葉はなく「無償修理についての 大切なお知らせ」としかない。
ホームページ上では「サービスキャンペーン」の扱いであることは明示されているのだが、この2つの線引きはどうなっているのだろう?
某外車ディーラーの整備部門に勤務する知人にこの事を告げたところ「サービスキャンペーン程度なら、別の用事で入庫してきた時(定期点検とかオイル交換など)についでに行うのが普通で、わざわざ案内出さないけどねぇ」との事だ。
我が愛車はオイル交換したばかり・・・当分ディーラーには行く用事はない。だが、案内まで受け取ってしまって、少々気持ち悪いので、修理予約してしまった。
また、修理あがったら、追記してみたいと思う。
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